自動車保険の基礎知識

ネットで加入できる自動車保険に苦情が多いというのは間違い?

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ネットで加入できる自動車保険に苦情が多いというのは本当なのでしょうか?

 

個人的な意見を言うと、ネットで加入できる自動車保険に苦情が多いということはありません。

 

そもそもネット上の口コミ・評判は悪いことを中心に書いてあります。

 

人は基本的にいいことが起こってもそれを不特定多数の人間に発信しようとは思いませんが、自分にとって都合が悪いことや不愉快ないことが起こったら他人にも共感してほしいと思うためネット上などに書き込みを行います。

 

そのため口コミ・評判というのは悪口の方が多くなってしまうのです。

 

ですがこれはネットで加入できる通販型自動車保険に限った事ではありません。代理店型自動車保険でも同じように悪口が書かれています。

 

日本損害保険協会で報告されていた各保険会社の苦情件数は以下のようになっていました(2014年度)。

 

通販型自動車保険 苦情件数
ソニー損保 29288件
チューリッヒ 13244件
SBI損保 9431件
アクサダイレクト 8034件
イーデザイン損保 5893件
三井ダイレクト 3627件
そんぽ24 2552件
セゾン 1816件
代理店型自動車保険 苦情件数
損保ジャパン日本興亜 120428件
東京海上日動 63548件
あいおいニッセイ同和損保 44803件
三井住友海上 41959件
富士火災 16607件
共栄火災 8161件
日新火災 4505件
朝日火災 1016件
セコム損保 491件

 

 

苦情件数だけ見ると代理店型自動車保険の方が圧倒的に多いのがわかります。

 

ただしこれは当たり前のことで、日本の自動車保険の加入者は9割近くが代理店型自動車保険に加入しているからです。

 

こういった具体的な数字があるのにもかかわらず通販型自動車保険の苦情数が多いと思ってしまうのはなぜなのでしょうか?

 

それは通販型自動車保険の保険料が代理店型に比べて圧倒的に安く、消費者はその安さにあやしさを感じてしまうからです。

 

「安い=悪い」と思いこみ、それが苦情へとつながっていると勘違いしているのです。

 

通販型自動車保険が安いのは代理店型と違い間に保険会社と消費者の間に業者を挟まないため中間マージンが発生せず保険料が安くなっているのです。

 

加入する保険を検討する際はネット上の誤った情報に流されず、自分に最適な補償を提供しているのはどこの保険会社なのかをしっかりと見極めたうえで加入するようにしましょう。







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