自動車保険の等級を親子間で引継ぐ方法についてお伝えしていきたいと思います。
自動車保険は保険料の割引に等級制度が用いられています。
保険の契約時には6等級からスタートして1年間保険を使わなかったら翌年に1等級アップし保険料の割引率が上がる仕組みです。
等級が上がれば保険料がかなり安くなるので組み込める補償の幅が広がりより手厚い補償が受けられるようになります。
通販型なら3万円以下で契約することも可能になるでしょう。
それだけに上げていくのに苦労する等級ですが、実は一つだけ一気に等級をアップさせる方法があるのです。
それが親子間での等級の引継ぎになります。
等級の引継ぎを行うには親子が同居していることが絶対条件なので、引き継ぎたい場合は家を出る前に行っておく必要があります。
等級の引継ぎは以下のようなタイミングで行うことができます。
- 子供が新しく車を購入した
- 親が車を手放して保険の対象者がいなくなった
等級の引継ぎには以下のようなメリットがあります。
- 子供の保険料を安く抑えることができる
- 契約プランを考える必要がない
特に保険料の面ではかなりお得になることがあります。
仮に親が保険に入りなおす場合でも親15等級・子供6or7等級より親6or7等級・子供15等級の方が年齢条件を絞ることができるので保険料は安くなります。
等級やプランによっても変わりますが年2万円~3万円ぐらいは安くなるんじゃないでしょうか。
セカンドカー割引を利用することができる条件がそろっているならさらに保険料を安くすることができますし、通販型にするならさらにさらにお得なことは間違いありません。
子供が保険だけ引き継ぐ場合
子供が新たに車を購入し親から保険だけを引き継ぐ場合は車両入替を利用します。
車両入替の方法については加入している保険会社によって若干手順が異なるので公式サイトなどを調べてみてください。
車両入替が終わったらそれに伴って記名被保険者や車の所有者などを変更すれば作業は終了になります。
親が車を廃車にして保険を引き継ぐ場合もこれに該当します。
子供が車ごと引き継ぐ場合
子供が車ごと親から譲り受ける場合は名義変更を行う必要があります。
名義変更についてはここでは割愛しますが既定の方法したがって変更を行ってください。
名義変更がすんだら保険会社に連絡して名義が変わったことを伝え手続きを行ってもらいます。
この時記名被保険者や車の所有者情報も変更しましょう。
保険会社にあらかじめ確認を取っておく
親子間での等級の引継ぎはそこまで難しいことではありませんが、自分で勝手に行うと最悪の場合は等級が失われてしまうことがあります。
そのため引継ぎを行う前に事前に加入している保険会社に連絡をして引継ぎが可能なのか聞いておきましょう。
可能だといわれたらその方法を聞いておきその手順に沿って間違いないように引継ぎを行えばOKです。
等級の引継ぎは手軽に保険料を抑えられる方法の1つなので条件が整っている方はぜひ実践してみてください。