自動車保険を乗り換える際に等級引継ぐ方法についてお伝えしていきたいと思います。
基本的には満期で保険会社を乗り換える時でも、中途解約で乗り換える時でも等級の引継ぎはできるようになっています。
ただしそれぞれ気をつけなければならないことが少し違うのでそのあたりを説明していきたいと思います。
満期で乗り換える場合
自動車保険を満期で乗り換える場合は満期日を過ぎてから7日以内に手続きを行えば問題なく等級を引き継ぐことができます。
逆に言うと7日を過ぎてしまった場合、保険の乗り換えで等級を引き継ぐことができなくなるので注意が必要です。
7日を過ぎている場合、元の保険会社でうっかり特約などに入っていた場合は満期日から30日までなら等級を引き継いで継続することができますが、その場合は保険会社乗り換えができなくなります。
またうっかり特約は継続をしないという連絡をしていた場合は使えなくなることがあるので、その点にも注意が必要です。
中途解約で乗り換える場合
中途解約で乗り換えを行う場合、満期の時と異なりあまり時間に余裕がありません。
乗り換える保険会社の保険開始日を解約する保険会社の解約日に設定し、無保険期間をなくさなければならないからです。
もしこれを怠った場合は新規での契約扱いになる可能性もあり、そうなったら等級の引継ぎができなくなるので注意が必要です。
共通の注意事項
等級の引継ぎで気をつけなければならないことは事故歴の有無です。
事故を起こした場合等級は3段階もダウンしてしまいますが、乗り換えを行う際に事故歴があると等級の引継ぎができないケースがあります。
高い等級での事故ならまだいいのですが、7等級や8等級の時の起こした事故ではかなり厳しくなるので注意しておきましょう。
また、事故を起こしてすぐに保険会社を変更しようとすると保険証券上の等級と実際の等級が異なる場合があります。
事故歴を隠したまま次の保険会社へ乗り換えようとして、気づかれずに行えたとしてもその後保険会社同士の情報交換によって確実にばれてしまいます。
こうなると違約金などを支払わなければならなくなることもあるので、事故を起こしてすぐに保険会社を変更する時は隠さず情報を開示しておきましょう。
以上簡単に等級引継ぎに関する情報をお伝えしてきましたが、実際のところ等級を引き継ぐ作業というのは思っていたよりも簡単です。
重要なのは等級を引き継ぐために必要なことを保険会社のオペレーターに聞いてその通りに実行することです。
そうすることで確実に等級を引き継ぐことができます。
1等級違うだけでかなり割引率も異なってくるので、保険会社を乗り換える際は確実に等級を引き継ぐようにしましょう。