チューリッヒで敷地内の事故を補償してもらうことはできるのでしょうか?
敷地内で事故を起こしたということは身内の車同士の事故が大半だと思いますのでそのケースについてお伝えしていきますね。
チューリッヒの公式サイトを見てみると車や家屋を壊した時の補償をしてくれる対物賠償保険では以下のように対象外となる範囲が決められています。
1.保険契約者、記名被保険者等の故意によって生じた損害
2.地震、噴火、津波、台風、洪水、高潮によって生じた損害
3.以下の方が所有、使用、管理する財物に対する賠償責任
a.記名被保険者
b.被保険自動車を運転中の者またはその父母、配偶者もしくは子
c.被保険者またはその父母、配偶者もしくは子
3つ目にあるように運転者の父母あるいは配偶者や子供は補償されないようになっています。
つまり自宅敷地内で自分の両親や兄弟や子供の車と接触したとしても対物賠償保険で保険料をもらうことはできません。
対物賠償保険を適用することはできませんが、もし車両保険に加入しているようならそちらで車を修理することはできます。
チューリッヒにはワイドカバー型と限定カバー型の2つのプランが用意されていますが敷地内で身内と起こした事故ならどちらのプランでも補償してもらうことができます。
ただし気をつけてもらいたいのは車両保険を適用するとノンフリート等級が3等級ダウンしてしまうということです。
3等級ダウンするとこれから3年間は保険料が高くなりますので車の修理費用と上がった保険料はどちらが高額かを検討する必要があるでしょう。
おおよそですが車の修理費用がだいたい10万円を超えるぐらいになると車両保険を使った方が安く済むことが多いです。
ただしこれは現在の等級で大きく異なってくるので計算してみると良いでしょう。
20等級から17等級になっても割引率はあまり変わらないので、このような場合は保険を適用した方がいいこともあります。
自分は今何等級なのかをきちんと把握したうえで、値上がりする保険料と車の週比利用を天秤にかけましょう。