自動車保険の免責はつけた方がいいのか悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
免責とは車両保険に付けるもので保険を利用する際に自己負担する金額のことを言い、「0-0万円」「0-10万円」「5-10万円」「10-10万円」などの種類があります。
最初の数字は1回目の事故で自己負担する金額、二つ目の数字は2度目の事故で負担する金額になります。
免責金額が上がって行くほど車両保険は安くなっていきます。
例えば車両保険の免責金額を変えた時の保険料の例はこのようなになっています(条件によって変わります)。
免責金額 | 保険料 |
---|---|
0万円-0万円 | 103,950円 |
0万円-10万円 | 93,440円 |
5万円-5万円 | 86,550円 |
5万円-10万円 | 86,060円 |
10万円-10万円 | 79,720円 |
車両保険なし | 47,560円 |
免責なしと「10-10万円」では約24000円の差が出ているのがわかります。
免責はつけた方がいいのか?
免責をつけるべきかどうかは支払う保険料に余裕があるかどうかによります。
支払いを苦にしない方は免責金額なしにしておけばいいですし、少しでも安くしたいという方は免責をつければいいと思います。
ただ筆者に意見を言わせてもらえば免責は付けておくべきです。
筆者がつけるとしたら「5-5万円」か「10-10万円」のどちらからをつけると思います。
仮に「5-5万円」をつけた場合は免責なしの時より17000円安くなります。
つまり3年間無事故で過ごせばそれだけで5万円得をしたことになり、その後事故を起こしたとしても総額としては免責をつけていた方が安く済みます。
もちろん頻繁に事故を起こしてしまうと損をしますが、そもそも1年に1回事故にあうのも珍しいのにそんなに何度も事故を起こしてしまうことはないと思います。
なのでできれば免責を設定して保険料を安くしてしまいましょう。
免責を設定していても自己負担しない場合もある
相手が特定できる事故で相手も任意保険に加入している場合、相手の損害賠償金が免責金額以上なら免責ぶんを負担しなくても良いことになっています。
追突事故を自分から起こしでもしない限りは相手にも必ず過失があることになります。
仮に過失割合が5:5だったとしても相手の対物賠償保険から10万円以上の保険金を支払ってもらうのは高確率で起こりえます。
このように免責を設定しても必ずしも自己負担しなければいけないということはないので、保険料の負担を減らすためにも免責は設定しておくことをおすすめします。