自動車保険の事故処理拠点数は会社ごとに大きく異なります。
保険に加入するなら少しでも事故処理拠点数が多く、素早く対応してくれそうな会社に加入したいと思う方も多いと思います。
そこで各保険会社ごとに事故処理拠点数を比較してみました。
事故処理拠点数は2016年8月4日に調べた数になります。
保険会社 | 損害サービス拠点数 |
あいおいニッセイ同和損保 | 216ヶ所 |
東京海上日動 | 244ヶ所 |
三井住友海上 | 178ヶ所 |
損保ジャパン日本興亜 | 308ヶ所 |
全労済 | 80ヶ所 |
JA共済 | 不明 |
共栄火災 | およそ100ヶ所 |
日新火災 | 98ヶ所 |
朝日火災 | 9ヶ所 |
富士火災 | 80ヶ所 |
ソニー損保 | 25ヶ所 |
三井ダイレクト | 14ヶ所 |
イーデザイン損保 | 3ヶ所 |
AIU保険 | 65ヶ所 |
エース損害保険 | 7ヶ所 |
SBI損保 | 8ヶ所 |
アクサダイレクト | 11ヶ所 |
チューリッヒ | 9ヶ所 |
セゾン | 損保ジャパン日本興亜のネットワーク利用 |
ゼネラリ | 不明 |
セコム | 19ヶ所 |
そんぽ24 | 損保ジャパン日本興亜のネットワーク利用 |
こうして比較するとやはり代理店型自動車保険は拠点数が多いですね。特に大手損害保険会社は群を抜いています。
一方でダイレクト型自動車保険は拠点数が少ないですね。
ただし拠点数が少ないからと言って事故処理が悪いということではありません。
記載されている数字の中には単にサービスセンターが含まれている場合もあり、一概に数字が大きいからと言って事故処理拠点数が多いとはならないようです。
また事故処理拠点(サービスセンター)には「アジャスター」と呼ばれる事故車両の鑑定人が多くの場合子会社の社員として勤務しています。
代理店型自動車保険会社ではアジャスターが修理工場に事故車の損害確認を行なう必要があるため、全国各地に数多くのサービスセンターを設置する必要があります。
一方、ダイレクト型自動車保険会社は既存の国内損保や、「乗合アジャスター」と呼ばれるフリーのアジャスターに事故車両の損害確認など外注するのが一般的なようです。
そのためダイレクト型自動車保険には拠点数が少ないのです。
このように事故処理拠点の数がそのままサービスの質に結びつくわけではないので、拠点数の違いから保険会社を選ぶのはやめた方がよさそうです。
拠点数の違いはあくまで参考程度にして、加入する保険は補償内容をしっかり比較したうえで決めるようにしましょう。