自動車保険で前契約がある場合の等級継承のルールについて説明していきたいと思います。
契約を更改する場合
同じ会社で保険を継続する場合は満期日から7日以内に更新手続きを行うことで等級を引き継ぐことができるようになっています。
無事故で過ごした場合は1年ごとに1等級ずつ上がるようになっています。
ただ中には7日以内に更新手続きを忘れてしまう方もいるようです。
契約内容にうっかり継続特約(会社によって名称は異なる)が付いている場合は満期日から30日までなら等級を引き継いで更新を行うことができます。
うっかり継続特約が付いていなかったり、付いていても30日を過ぎてしまった場合は残念ながら6等級からやり直しになってしまうので気をつけましょう。
保険会社を乗り換える場合
他社へ乗り換えを行う場合は前契約の満期日とこれから契約する保険の開始日を同じ日にする必要があります。
これは無保険期間をなくすためです。
また他社へ乗り換えを行う場合は満期日から7日以内に更新手続きを行う必要があるのですが、すでに満期日を過ぎてしまっている場合は所定の手続きを行うことで等級を継続することができるようです。
他社へ乗り換えを行う場合は7日を過ぎてしまうと等級を継承することができなくなってしまいますので覚えておきましょう。
中途切替を行う場合
現在の保険を途中で解約して新しい保険に切り替える場合は解約した日を新しい保険の開始日にする必要があります。
また中途で解約した場合、新しい保険で再び1年無事故で過ごさないと等級をあげることができないので、残り日数にも気をつけながら行う必要があります。
あと1,2ヶ月で満期日を迎えるようなら途中で解約するよりも満期までそちらの保険で過ごした方がいいでしょう。
ただし中には途中で保険の切り替えを行っても前契約の満期日に合わせて等級をあげてくれるところもあるようなのでその点はよく調べておきましょう。
等級の継承で最も失敗するのがこのパターンで、特に前契約の解約を人任せにしてしまったために等級が引き継げなかったという人も多いので、その点にはよく注意しておきましょう。
1等級から5等級の場合
事故を起こした場合等級は3段階下がってしまいます。
1から5等級はマイナス等級と呼ばれ保険料も割高になってしまいます。
また仮に1から5等級になって、保険料が高いのが嫌だからと言って他の保険会社に乗り換えてもこの等級は継続してしまいます。
リセットされるには13カ月無保険状態で過ごさなければならないので、その間車に乗れないとなるとかなり厳しいです。
そのためマイナス等級にならないよう等級が低いうちは特に交通事故に気をつけましょう。