自動車保険の基礎知識

自宅の敷地内で起きた事故に対物賠償保険は使える?

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自宅の敷地内で起きた事故に対物賠償保険は使えるのか気になっている方は多いようです。

 

例えば損保ジャパン日本興亜の対物賠償保険では「ご契約の自動車を運転中の事故などにより、他人の自動車や物を壊した場合は、法律上の損害賠償責任の額について、1回の事故につき保険金額を限度に保険金をお支払いします。」と明記されています。

 

重要なポイントは他人の自動車や物を壊した場合というところです。

 

つまり敷地内で事故を起こしたのが家族同士の車だった場合対物賠償保険では補償することができないのです。

 

おそらく敷地内で起こる事故のほとんどのケースがこれだと思うので、この場合は対物賠償保険をあきらめて車両保険での補償を考えてください。

 

車両保険には車対車限定車両保険と一般車両保険がありますが、基本的にはどちらのプランでも車の修理をすることができます。

 

一方、友人などが車で訪ねてきて事故を起こしてしまった場合は敷地内であっても対物賠償保険で補償することができます。

 

そのため敷地内であっても保険を利用するほどの事故を起こしてしまった場合は取りあえず警察に連絡を入れましょう。

 

自宅敷地内で起きた事故では道路交通法が適用されませんが、何らかの対応はしてくれるはずです。

 

ちなみに自宅敷地内で事故を起こして外壁などが損傷してしまった場合、自宅の外壁は他人の物に該当しないので対物賠償保険で修理することができません。

 

車両保険でも修理することができないので、この場合は自腹になってしまいますね。

 

まれに外壁などの修理を行うことができる特約を用意している保険会社もあるので興味があるなら探してみてください。

 

なお自宅の敷地内で起こった事故ではあまりないと思いますが、事故した車が全損扱いになった時は対物超過修理費用特約(保険によって名称は異なる)が役立ちます。

 

ただしこの特約は保険会社によって対物賠償保険につく場合と車両保険につく場合があり、対物賠償保険についていた場合は他人の車でないと適用できないので注意してください。

 

まあ自宅の敷地の内で起こった事故で全損扱いになることはめったにないと思いますけど。







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