自動車共済の長期契約割引について詳しく解説していきたいと思います。
自動車共済にはいろいろな種類がありますが、ここではその中でも有名な全労済とJA共済についてお伝えしていきたいと思います。
まず全労済についてですが、残念ながら全労済には長期契約割引がありません。
その代わりというわけではありませんが、全労済は等級制度が他と異なっており、最大22等級まで用意されています。
ただし22等級になったからと言って割引率が上がると言われるとそういうわけでもなく、20等級と22等級の割引率は無事故時でともに64%となっています。
なぜ割引率が上がらないのにそのように等級が上がるようになっているのか説明はありませんでしたが、おそらく事故を起こした時に優遇してもらうためだと思われます。
事故を起こすと3等級ダウンしてしまいますが、20等級のままだと17等級までダウンしてしまうのに対して22等級だと19等級で済むようになっています。
つまり通常元の割引率に戻るのに3年かかるのですが、22等級まで上がっていれば割引率は1年で元に戻るようになっているのです。
これはどちらかというと等級据え置き特約に近い感じですね。
一方、JA共済の方には長期契約割引がありました。
そもそも長期契約割引というのは20等級になった時に更に割引してもらえるというサービスになります。
JA共済では20等級で63%の割引を受けることができるようになっており、長期契約割引で更に数%割引してもらえるようになっています。
具体的な数字は公式サイトに記載されておらず見つけることができませんでした。
まあ高くても2%ぐらいだと思います。
自動車共済は代理店型自動車保険に比べて保険料が安い傾向にあるので、長期契約割引で更に安くなるというのは非常に助かりますね。
もし自動車共済で長期契約割引を受けたいと思っているならJA共済に加入することをおすすめします。
ついでだったので教職員共済にも長期契約割引があるかどうか調べてみたところ、残念ながらありませんでした。
やはりどうしても長期契約割引が付けたいならJA共済に加入するしかなさそうです。
とはいってもそこまで大きな割引でもないので、あまりこだわらなくてもいいと思いますよ。