追突事故の加害者となった場合に車両保険が使えるかどうか知りたい方は多いと思います。
ここで言う追突事故とは100%自分に過失がある場合で、相手の保険からは一切払ってもらえない状況のことを言います。
結論から言うとそのような場合でも自分の車を直すために車両保険を利用することは可能になります。
ただし車両保険を利用すると当然のことながら3等級ダウンすることになります。
追突事故で程度に軽いものなら物損扱いになり、対物賠償保険から車の修理費用を支払って終わりになります。
しかし追突事故ではよく相手の車が全損扱いになり、修理費用をめぐってトラブルになります。
そのため保険料に余裕のある方は対物超過修理費用特約をつけておけば、相手の車が全損になった時でももめることなく示談を終えることができます。
一方、スピードが出ている状態で追突事故を起こした場合は人身扱いとなり、対人賠償保険で保険金を支払う必要が出てきます。
まあ特別にこちらから何かをする必要はないのですが、よくあるケースは対してスピードが出ていなかったにもかかわらず人身扱いとなり治療費を請求してくるパターンです。
このような人は相手にするだけ時間の無駄なので、示談交渉は自分で行わず全て保険会社に任せるようにしましょう。
なお追突事故の加害者になっても車両保険を使うことはできますが、等級が3段階落ちればその分保険料も高くなります。
保険会社によりますがだいたい13等級から10等級になると年間3万円ほど高くなります。
仮にこの場合だと20等級になるまでに10年かかるため、無事故で過ごすと仮定すると約20万から30万円ぐらい余計に保険料を支払う必要が出てくるということになります。
まあこれはあくまで簡単な例なので厳密に計算するともう少し違った形になると思いますが、多くの方は3年間で元に戻ると思っていますが、実際には20等級になるまで値上がりした保険料は響いてくるのです。
これは極端な例でしたが、車両保険を利用するかどうかは保険料の値上がりと修理費用がどちらが安く抑えら得るかをよく考えてから決断するようにしてくださいね。