私有地内の事故は任意保険の対象になるのか気になっている方は多いと思います。
私有地で事故が発生したということは相手が身内である可能性が非常に高いと思われます。
残念ながら身内で起こした事故は任意保険の対象になりません。
これは別に私有地だからということではありません。任意保険の対物賠償保険の補償範囲は他人の物を壊した時という風に書いてあります。
親子間、あるいは親族間の事故であっても他人ではないので補償してもらうことができないのです。
逆に私有地であっても他人の車との接触なら任意保険を適用することができます。
また任意保険は適用外でも車両保険なら適用することができます。
車両保険は相手の車は関係なしに修理することができるので、もし破損状態がひどいなら車両保険を使って修理しましょう。
ちなみに話は変わりますが、私有地で起きた事故に警察を呼ぶ必要がないと思っている人は少なからずいるようです。
確かにちょっとした駐車場などで軽く小突いた程度の事故で車がへこんでいるぐらいのことだったら警察を呼ぶ必要はないでしょう。
しかし車が大きく破損した場合などで、話し合いで解決できそうにない場合は警察を読んだ方がいいです。
基本的に私有地で起きた事故には道路交通法が適用されず罰則なども定められていません。だからと言って損害に対する責任がなくなるわけではなく、与えた損害に関してはきちんと弁償する必要があります。
私有地で身内で起こした事故は任意保険の対人賠償保険でも対物賠償保険でも補償することができないので、できれば車両保険に入っておくことをおすすめします。
ただし車両保険を使う前に保険を使って等級が3段階落ちるのと、自腹で修理するのがどちらが安く済むかは考えておく必要はあります。
特に等級が低いうちは1等級違うだけでかなり保険料に差が出てきますので、しっかりと計算したうえでどうするのか判断してください。