自動車保険の等級引継ぎ可能な期間についてお伝えしていきたいと思います。
自動車保険にはノンフリート等級割引という制度があり、6等級からスタートして1年無事故で過ごすと1等級アップする仕組みになっています。
等級ごとの割引率については以下を参考にしてください。
自動車保険を変えずに更新する場合
自動車保険を変更せずにそのまま更新する場合はその保険会社の指示に従って期間内に更新すれば問題なく等級は引き継がれることになります。
基本的には自動車保険が満期になる3か月ぐらい前からはがきで連絡が来ると思います。
代理店型なら担当者に更新の連絡を入れておけば問題なく更新されると思いますし、通販型自動車保険なら公式サイトから簡単な手続きを行うことで更新できると思います。
満期が来る前に手続きができていればいいのですが、中には更新作業を忘れてしまう人もいるようですね。
その場合は満期日から7日以内に手続きを行えば等級を引き継ぐことができますが、それを過ぎてしまうと等級はリセットされて再び6からのスタートとなってしまいます。
保険会社によってはうっかり特約といって更新作業を忘れていても30日以内に手続きを行うことで等級を引き継ぐことができる特約も用意されています。
自分がその特約に入っているかどうかは加入している保険会社に確認してみるといいでしょう。
とにかく確実に等級を引き継ぎたいなら更新はがきを忘れずに確認して満期日が来る前に手続きを終わらせておきましょう。
保険会社を変更する場合
保険会社を変更する場合は次の保険の開始日を前の保険の満期日に設定する必要があります。
こうすることであとは勝手に保険会社が記録を見て等級を引き継いでくれるでしょう。
もちろん契約時に前の保険の情報を開示しておく必要はあります。
保険に空白期間ができてしまうと等級の引継ぎがうまくできないこともあるようなので気を付けてください。
これは中途解約で保険会社を変更するときも同じです。
解約日と新しい保険会社のスタートを同じ日に設定する必要があります。
等級が6より低い場合
保険に加入してすぐに事故を起こしてしまうと等級が6より低くなってしまいます。
そうなると一度保険を解約して再び6からスタートさせようと考える人もいるのですが、それはできないようになっています。
6以下の等級になると保険会社に記録が残り、13か月たたないとリセットされないようになっています。
例えば6等級の時に事故を起こし3等級になってしまった方は保険を解約してもそこから13か月は等級がリセットされないためどうしても保険料が割高になってしまいます。
3等級になってしまったらその車を1年間使わず13か月たってから6等級からスタートさせるという手もありますが、あまり現実的ではありませんね。
等級の引継ぎについては厳しく規則が決まっているので、保険料を節約するためにもきちんと手続きを行うようにしてください。