東京海上日動の家族限定廃止について解説していきたいと思います。
自動車保険には運転者を限定することで保険料が割り引かれる制度があります。
一般的な保険会社の運転者区分は以下の通りです。
- 本人限定
- 本人・配偶者限定
- 家族限定
- 限定なし
中には本人・配偶者限定が夫婦限定という名称になっているところもありますが中身は同じです。
運転者の範囲が狭くなるほど保険料は安くなるので、上記でいうと上から順位保険料が高くなっていきます。
限定なしにするとそれなりに保険料はアップするためほとんどの方が何かしらの限定を付けているでしょう。
そんな中、東京海上日動では2019年1月から家族限定が廃止されることになりました。
更に本人限定と夫婦限定が統合されているため東京海上日動では本人・夫婦限定特約を付けるか限定なしの2つしか選択肢がありません。
そして変更に伴って以下のように割引率が改定されることになりました。
家族限定特約(家族限定割引)を廃止し、本人・夫婦限定特約(本人・夫婦限定割引)の割引率を7%→6%に縮小します。
加入者にとっては選択肢が少なくなって迷うことがなくなりましたが、保険料の割引面からみるとちょっと残念な改定ではあるかもしれませんね。
それぞれの保険の適用範囲は以下の通りです。
本人・夫婦限定特約 | 限定しない場合 | |
---|---|---|
(1) 記名被保険者 | ○ | ○ |
(2) (1)の配偶者 | ○ | ○ |
(3) (1)または(2)の同居の親族 | × | ○ |
(4) (1)または(2)の別居の未婚の子 | × | ○ |
(5) 上記以外の方(別居の既婚の子や友人等) | × | ○ |
運転者が増えたり減ったりすると必要な補償範囲も変わると思うのでその都度担当者に相談しながら範囲を決めるといいと思いますよ。