自動車保険の基礎知識

デメリット等級とは?逃れる方法はある?

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デメリット等級とは何なのか、また逃れる方法はあるのかお伝えしていきたいと思います。

個人で自動車保険に加入するとノンフリート等級制度が適用されることになります。

ノンフリート等級制度とは1~20等級ごとに割引率を設定して、年数に応じて等級をアップさせ割引率を上げていくという制度になります。

新規契約では6等級化7等級からスタートすることになり、1年保険を使わなければ1等級上がります。

ですが事故を起こして保険を利用すると3等級ダウンしてしまいます。

それだけではなく事故を起こすと事故あり係数というものが適用され、無事故の時と比較して保険料が高くなるようになっています。

そのため保険を使う場合は使った方が安く済むのかを考える必要があります。

話が長くなりましたが、デメリット等級とは事故を起こして1~5等級になった状態のことを指します。

デメリット等級になると保険料が割り引かれるどころか割り増しになってしまうためかなり負担が大きくなります。

デメリット等級はリセットできない?

デメリット等級になると保険料が高くなるため保険を解約して新しく入りなおそうと考える方がいます。

例えば3等級の時に解約して新しく入りなおして6等級からやり直そうということですね。

残念ながらこれはできないようになっています。

保険会社には保険に加入した記録がすべて残っており、それがすべての保険会社で共有されるようになっています。

そのためデメリット等級だからといって保険に入りなおしてもリセットされることはありません。

ただし保険を解約して13か月以上経過して加入すると新規契約扱いになり6等級からスタートすることができるようになります。

でも普通に考えると13か月も車なしの生活を送れるとは思えませんね。

車を買い替えてもだめ?

事故をした車を廃車にして新しい車を購入してから保険に入りなおそうと考える人もいるでしょう。

ですがこれは保険上では車両入替になってしまい等級がそのまま引き継がれてしまいます。

申告しなければ最初のうちは大丈夫かもしれませんが、後々必ずばれます。

そして罰金の支払いを求められたり最悪の場合は解約されてしまいます。

なので車を買い替えたからといって安易な考えをするのはやめてくださいね。

車を追加で購入すれば逃れられる

ではデメリット等級から逃れる方法はないのでしょうか?

実は1つだけ方法があります。

それは車を新たに購入しなおすという方法です。

2台目の車を購入するとそちらの車で新しく保険に加入することになり、前の車とは関係なしに6等級からスタートすることができるようになります。

もちろん前の車は廃車にせず家に置いたままです。

保険に加入しているかどうかは関係ないので高い保険を支払うのが嫌なら解約しておくといいでしょう。

1年だけ乗ることを考えると中古車ならかなり安く購入することができると思います。

それだけ安ければ車両保険も必要ないと思うので、保険も通販型にすれば6等級でもかなり安く抑えることができます。

デメリット等級で保険を支払い続けるよりはこうやって一時しのぎをした方が安くつくことがあります。

5等級ならそのまま保険に入っていた方が安くなるかもしれませんが3等級とかになると確実に保険に加入していた方が高くなるでしょう。

デメリット等級から逃れるためには別の車を用意して1年以上経過させるしかないので、どうしても必要な場合は検討してみてください。

あまり車に乗らないという方はリースや中古車を買って乗る時だけ1日保険に加入するという方法もあるのでいろいろ考えてみるといいと思いますよ。







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