ソニー損保の保険契約の継続に関する特約についてお伝えしていきます。
通常、保険の継続は満期日を迎える前に更新手続きをする必要があります。
または満期日を迎えた7日後までは手続きが可能になっていますが、それを過ぎて更新してしまった場合等級が引き継げないなどのトラブルが生じます。
ソニー損保に加入している方も例外ではありません。
ですが誰もが忘れずに更新手続きを行えるわけではありません。
そこで便利なのが保険契約の継続に関する特約です。
この特約に加入している場合、保険の継続に関する更新手続きを忘れても自動で契約が更新されます。
ソニー損保の約款には「この保険契約の保険期間の末日の1か月前の応当日までに、当会社または保険契約者のいずれか一方から別段の意思表示がない場合には、この保険契約は、この保険契約の保険期間の満了する時の内容と同一の契約内容で継続されるものとします。」とあります。
この特約は保険加入時にはプランの中に含まれていないことが多く、ほとんどの方が自動付与されている状態となっています。
そのため付けたいと思っている方にとってはありがたい特約ですが、1年様子見したいと考えている方にとっては不要な特約でもあると言えます。
もちろんこの特約に入っていると保険料は上がってしまいますので、不要だと思っている方はサービスセンターに連絡して特約を解約する必要があります。
またこの保険契約の継続に関する特約にはこんな落とし穴もあります。
「当会社は、保険事故の有無およびその内容または保険契約者からの申告等により、この保険契約の契約内容と異なる保険料、免責金額および特約等の契約内容を、継続契約に適用することができるものとします。」
約款に書かれているこの一文の意味は事故によって保険内容が変わり保険料が上がったとしても勝手に更新しますということです。
ソニー損保で一度事故を起こすと保険料がかなり上がることも珍しくないので、知らない間に保険料がバカ高くなっていたということもあり得ます。
以上のように保険契約の継続に関する特約にはメリットもあればデメリットもあります。
保険の更新について絶対に忘れないという自信がある方や1年しか加入するつもりがないという方はこの特約には加入しない方が良いでしょう。
逆に長くお世話になるつもりで更新時期をうっかり忘れてしまいそうだという方は加入しておいた方がよさそうです。
自分にはこの特約が必要なのかどうかをよく考えて加入するか解約するかを考えましょう。