損保ジャパン日本興亜の等級据え置き事故の廃止についてお伝えしていきたいと思います。
これは損保ジャパン日本興亜に限った話ではないのですが、以前はあった等級据え置き事故は現在では廃止されて1等級ダウン事故になっています。
この改正はすべての保険会社で共通だと思います。
1等級ダウン事故に該当するのは以下のようなケースです。
- いたずらや盗難により車両保険のみ支払われる事故
- 盗難による車両積載動産特約に関する事故
- 飛来物との接触による車への損害
- 落下物との接触による車への損害 など
1等級ダウン事故としてよくあるのは高速道路などで飛び石にあいフロントガラスにひびが入ってしまい保険を使用したというケースですね。
以前は等級据え置きだったので気軽に使用することができましたが現在は1等級ダウンするので保険を使用するのを躊躇する人も多いようです。
ちなみに自動車保険では1等級ダウン事故のほかに3等級ダウン事故とノーカウント事故も存在します。
3等級事故は事故を起こして普通に保険を使ったケースに該当するので知っている人も多いと思いますのでここでは割愛しますね。
ノーカウント事故は以下のようなケースです。
- 人身傷害保険事故
- 搭乗者傷害保険事故
- ロードアシスタンス特約事故
- 地震噴火津波車両全損時一時金特約事故
- 事故故障代車費用特約の請求
- ファミリーバイク特約事故
- 弁護士費用特約事故
- 個人賠償責任特約事故
簡単に言うと特約だけを使った事故や人身傷害や搭乗者傷害だけを使った事故ですね。
過失0の事故ではノーカウント事故に該当することが多いです。
事故を起こした際にどのケースに該当するのかよくわからない場合は保険会社に連絡を入れた際に質問してみるといいでしょう。
場合によっては保険を使わない方が得をすることもあるので使用するかどうかは慎重に考えるようにしましょう。
ちなみに等級据え置き事故が廃止されて1等級事故になったのは2017年ごろになります。
長期契約プランに加入している方以外は加入の際にきちんと説明を受けているかパンフレットなどに詳細が書いてあったと思います。
損保ジャパン日本興亜なら加入の際に担当者がつくことになっていると思いますので、気になることがある場合は担当者に質問してみるといいでしょう。
ほとんどの場合できちんと説明してくれると思いますが、質問に答えられないような質の悪い担当者にあたってしまった場合は代理店を変更したり保険会社の変更を検討したほうがいいかもしれませんね。