自動車保険の基礎知識

新車に追突され大破した場合に役立つ特約

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新車に追突され大破した場合に役立つ特約を紹介していきたいと思います。

 

納車1ヶ月の新車で事故を起こしてしまったという話は珍しくありません。

 

まだ数百キロしか走っていないのに事故歴、あるいは修復歴が付いて車の価値が下がってしまうのは悲しいですよね?

 

そこで役に立つのが車両保険にセットすることができる新車特約(会社によって名称は異なります)です。

 

新車特約は契約車両が大きな損傷を受けた場合に、契約時に設定した新車価格相当額を上限に新車の買替費用等を補償してくれる特約です。

 

大きな損傷というのは車を修理できない場合、修理費が車両保険金額以上となる場合、修理費が契約時に設定した新車価格相当額の50%以上になる場合のことをさしています。

 

新車特約というだけあって保険始期日時点で初度登録から25ヵ月以内の車でしか加入することができない特約となっています。

 

非常にありがたい特約ですが、欠点というか残念な点もあります。それはこれを使うと自動車保険の等級が下がってしまうという点です。

 

自分にも過失がある事故ならば仕方のないことですが、自分に過失のない追突事故などでは納得できない方も多いと思います。

 

実際新車で追突事故にあっても新車に乗り換えることができるのはめったにありません。

 

新車の場合は全損扱いになることがほとんどないため対物超過もあまり役に立ちません。

 

よく取られる措置としては保険金をもらって修理せずに、事故車を下取りに出して新車を購入するといった形です。

 

この場合、新車を購入するところを以前と同じディーラーにすれば短期間に2台購入してくれたということで大幅に割引してもらえることもあるようです。

 

ただしこれでも新車価格には届かないことがほとんどのようで、結局は自腹を切ったという話もよく耳にします。

 

そのため結局は新車特約を使った場合と大差なかったということになるので、選択肢を広げておくという意味でも新車を購入したら新車特約をつけておくことをおすすめします。







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