自動車保険の基礎知識

自動車保険で空白期間ができてしまった時の対処法

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自動車保険で空白期間ができてしまった時の対処法についてお伝えしていきたいと思います。

 

せっかく自動車保険の等級をあげてきたのに車を買うまでに少し期間が開いてしまい保険を一時的に契約しないという方もいると思います。

 

7等級8等級ぐらいならすぐに上がりますが、15等級などと高くなるとそこまで上げるのに一苦労です。

 

そのような時に役立つのが自動車保険の中断証明書です。

 

中断証明書は保険を途中で解約する、あるいは満期で継続しない時に発行することができます。

 

中断証明書の発行条件は以下のようになります。

 

  • 中断する契約を前契約とした場合、次の契約時に等級が7等級以上であること
  • 中断日(解約日もしくは満期日)までに、契約車両の売却、リース業者へ返還、譲渡、廃車、車両入替が済んでいること
  • 中断日(解約日もしくは満期日)までに車検が切れていること
  • 中断日(解約日もしくは満期日)から6ヵ月以内に記名被保険者が出国予定であること

 

この条件を見てもらえばわかると思いますが、中断証明書は基本的に車を手放してから保険を解約することで発行することができます。

 

中断証明書の発行手順は案外簡単で、車を手放し後に保険を契約している会社に発行を申請して売却、リース業者へ返還、譲渡、廃車などを証明する書類を中断証明書発行依頼書と一緒に提出することで手に入れることができます。

 

無事発行されれば空白期間が10年未満の場合にいつでも等級を引き継いで再度保険会社と契約することができます。

 

ただし等級を引き継ぐためには自動車保険の中断前と再開時で「車の所有者が同じであること」「自動車保険の被保険者が同じであること」などの条件もあります。

 

これらの条件が満たせない場合は中断証明書を発行する前に自動車保険の引き継ぎを済ませておきましょう。

 

中断証明書を発行していない場合

中断証明書を発行しておけば車の買い替え時に空白期間ができたとしても等級を引き継ぐことができます。

 

逆に言うと中断証明書を発行していないとどれだけ等級が高かったとしても次の契約時にはリセットされてしまい6等級からスタートになってしまいます。

 

ただし6等級未満で空白期間が13か月以内の場合はその等級が引き継がれることになります。

 

つまりは利用者にって有益なものはすぐになくなってしまいますが、損をしてしまうことは継続してしまうということなんですね。

 

これはちょっとどうかと思いますが、ここで制度のことを言っても仕方ないので心のうちにとどめておくだけにしておきましょう。

 

以上が自動車保険で空白期間ができてしまった時の対処法になります。

 

中断証明書の発行はめんどくさいかもしれませんが、空白期間ができてしまったことによる等級の初期化の方が痛いので、そのような場合は迷わず発行するようにしましょう。







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