AIU自動車保険の臨時運転者はなぜ廃止されたのでしょうか?
実は臨時運転者特約が廃止されたのはAIU保険だけではありません。
全ての保険会社で臨時運転者特約が廃止されました。
自動車保険では年齢区分が設定されており、自分の年齢にあったものに設定すると保険料を安くすることができます。
しかしながらこれを設定してしまうとこの年齢以外の人間が運転して事故を起こした際に補償を受けることができなくなります。
例えば子供が成人して車を運転したとか、年の違う友人が運転したとかいう場合ですね。
そこで役に立っていたのが臨時運転者特約です。
この特約を付けていると設定していた年齢区分以外の人間が運転しても補償を受けられていたのです。
非常に便利な特約だったのですが保険の補償内容の改定により廃止されることになったのです。
その改定とは年齢区分に関する物なのですが「運転者年齢条件は家族以外にも適用される」というものから「運転者年齢条件は同居の家族以外には適用されない」というものにかわりました。
簡単に言うとこれまでは年齢区分を設定するとそれが車を乗る人間すべてに適用されていたのですが、改訂されてからは家族のみに適用されることになったのです。
つまり仮に30歳以上補償としていた場合、それが適用されるのは家族だけであり、それ以外の人間は何歳でも補償するということになったのです。
これによって臨時運転者特約をつける必要がなくなったのです。
ただし気をつけなくてはいけないのは補償範囲を運転者限定なしにしておく必要があるということです。
多くの家庭では車に乗るのは家族だけであるため補償範囲を家族限定に設定していることがほとんどです。
これを設定していると補償範囲が家族だけになってしまい、他の人間が運転した際には補償がきかなくなります。
臨時運転者特約と同じように他人が補償を受けられるようにするためには運転者限定なしにしなければいけません。
AIU保険で臨時運転者特約をつけたいと思っていたなら、運転者限定なしに設定して誰でも運転できるようにしましょう。