19等級の自動車保険の相場はいくらぐらいになるのでしょうか?
ついに20等級まであと1年という段階にまでたどり着きました。
19等級では無事故の場合だと割引率が55%となっています。
18等級から1%しか割引率が上がっていないのでそこまで大きな変化は感じ取れないかもしれませんが、ここで気を抜いてはいけません。
後たった1年無事故で過ごすことでついに20等級に到達するからです。
何を大げさに言っているんだと思った方もいるかもしれませんが、11等級から19等級までは1%ずつしか割引率が上昇しなかったのに、19等級から20等級では一気に8%も割引率が上昇するのです。
それだけ20等級は特別扱いされているということですね。
20等級になるのに備えて今から保険の内容を見直しておくのはいいことだと思います。
補償内容を見直すだけでなく今の保険料が適正なのかを知っておくことはとても重要だからです。
19等級にもなると案外保険のことはほったらかしにしていて補償内容を把握していないっていう人は多いんですよね。
これはまだまだ改善の余地があるということにほかなりません。
参考までに世間一般では19等級の保険料の相場がどのくらいなのか代理店型の大手である三井住友海上と通販型の大手であるソニー損保で見積もりを取ってみました。
大まかな見積もり条件は以下の通りです。
【見積もり条件】
- 年齢:44歳
- 初年度登録年:2018年2月
- 運転者限定:本人と配偶者限定
- 使用目的:日常・レジャー
- 走行距離:5000㎞以下
- 免許の色:ゴールド
- 車両保険:一般型
見積もりをとったのは各ジャンルで人気車種であるアクア、N-Box、セレナとなっています。
このいずれにも乗っていないという場合は近いジャンルの車種の保険料を参考にするといいでしょう。
アクア(普通車・ハイブリッド)
ソニー損保 | 三井住友海上 | |||
---|---|---|---|---|
年齢条件 | 車両保険あり | 車両保険なし | 車両保険あり | 車両保険なし |
35歳以上 | 43,440円 | 22,980円 | 78,120円 | 48,360円 |
26歳以上 | 45,080円 | 24,020円 | 83,040円 | 51,240円 |
21歳以上 | 68,230円 | 35,600円 | 119,880円 | 67,800円 |
年齢問わず補償 | 121,650円 | 61,530円 | 195,720円 | 99,840円 |
N-Box(軽自動車)
ソニー損保 | 三井住友海上 | |||
---|---|---|---|---|
年齢条件 | 車両保険あり | 車両保険なし | 車両保険あり | 車両保険なし |
35歳以上 | 36,550円 | 18,760円 | 60,240円 | 37,920円 |
26歳以上 | 37,860円 | 19,560円 | 63,360円 | 38,640円 |
21歳以上 | 56,940円 | 28,580円 | 92,400円 | 53,520円 |
年齢問わず補償 | 100,950円 | 48,690円 | 157,920円 | 80,160円 |
セレナ(ミニバン)
ソニー損保 | 三井住友海上 | |||
---|---|---|---|---|
年齢条件 | 車両保険あり | 車両保険なし | 車両保険あり | 車両保険なし |
35歳以上 | 40,370円 | 17,800円 | 72,960円 | 39,600円 |
26歳以上 | 41,830円 | 18,600円 | 77,160円 | 41,760円 |
21歳以上 | 63,200円 | 27,200円 | 111,840円 | 54,240円 |
年齢問わず補償 | 112,910円 | 46,580円 | 183,240円 | 78,240円 |
なお年齢条件について35歳以上は三井住友海上のみとなっており、ソニー損保は30歳以上補償での見積もりとなっています。
またソニー損保のプランではオプションとして弁護士費用特約と個人賠償責任特約が付帯されています。
ここまで等級が上がっているとほとんどの人が26歳より上の年齢条件を選択できていると思います。
そのため代理店型自動車保険に加入していてもある程度は保険料が抑えられているでしょう。
ただ中には子供が18歳以上になり免許を取得して家にある車に乗るようになったという方もいると思います。
その場合は年齢問わず補償を選択する必要があり、上記の通りそれだと保険料はかなり上がってしまいます。
これに対する対策は限られており、21歳以上補償を選択できるまで運転はさせないか子供を安く追加できる保険に加入するかのどちらかになります。
以前は子供追加特約というものがほとんどの会社であったのですが、現在ではほぼすべての保険会社で廃止されています。
唯一残されているのはセゾン火災保険の「おとなの自動車保険」となっています。
この保険会社には子供を割安で追加することができる補償プランがあるため、興味がある方はそちらをご覧になってみるといいでしょう。
https://cheffoundation.org/category/saison
話が少しそれましたが、保険料が安くなるということは補償を見直すチャンスでもあります。
あるいは等級が高いのに保険料が高く感じている方は現在の保険の内容が自分にあっていない可能性もあります。
どちらも原因は保険の見直しを行っていないことで起こることで、特に等級が高くなっている人ほどそういったことを怠る傾向にあります。
保険会社によっては数年ごとに補償内容を改定しているところもあるので、変える気がなくてもほったらかしにしているのはあまりよくありません。
現在の自分の保険の内容をきちんと把握するためにも1度見直しを行っておくことをお勧めします。
そうすることで20等級になったときに最大限の恩恵を受けることができると思いますよ。