9等級の自動車保険の相場はいくらぐらいになるのでしょうか?
任意保険は1年間無事故で過ごすと1等級アップする仕組みになっているので、9等級になるためには最低でも3年は保険を使わず過ごす必要があります。
そのかいもあって9等級になればそろそろ保険料も安く抑えられる方も多いようです。
9等級になったら保険料がどれくらいになるのか代理店型の大手である三井住友海上と通販型の大手であるソニー損保で見積もりを取ってみました。
ちなみに9等級になるには12等級の時に保険を使って3等級ダウンするという方法もあります。
現在の保険は事故あり係数がついてしまうと同じ等級でも割高になってしまうので、事故を起こして9等級になってしまった方はこれから見せる見積もり結果よりも高めになると思っておいてください。
大まかな見積もり条件は以下の通りです。
【見積もり条件】
- 年齢:44歳
- 初年度登録年:2018年2月
- 運転者限定:本人と配偶者限定
- 使用目的:日常・レジャー
- 走行距離:5000㎞以下
- 免許の色:ゴールド
- 車両保険:一般型
見積もりをとったのは各ジャンルで人気車種であるアクア、N-Box、セレナとなっています。
このいずれにも乗っていないという場合は近いジャンルの車種の保険料を参考にするといいでしょう。
アクア(普通車・ハイブリッド)
ソニー損保 | 三井住友海上 | |||
---|---|---|---|---|
年齢条件 | 車両保険あり | 車両保険なし | 車両保険あり | 車両保険なし |
35歳以上 | 54,470円 | 28,560円 | 97,560円 | 58,440円 |
26歳以上 | 56,560円 | 29,880円 | 103,560円 | 62,040円 |
21歳以上 | 85,860円 | 44,540円 | 150,600円 | 83,040円 |
年齢問わず補償 | 153,540円 | 77,390円 | 246,480円 | 123,840円 |
N-Box(軽自動車)
ソニー損保 | 三井住友海上 | |||
---|---|---|---|---|
年齢条件 | 車両保険あり | 車両保険なし | 車両保険あり | 車両保険なし |
35歳以上 | 45,740円 | 23,210円 | 75,000円 | 45,240円 |
26歳以上 | 47,420円 | 24,230円 | 78,600円 | 45,960円 |
21歳以上 | 71,580円 | 35,650円 | 115,560円 | 64,920円 |
年齢問わず補償 | 127,330円 | 61,130円 | 198,600円 | 98,760円 |
セレナ(ミニバン)
ソニー損保 | 三井住友海上 | |||
---|---|---|---|---|
年齢条件 | 車両保険あり | 車両保険なし | 車両保険あり | 車両保険なし |
35歳以上 | 50,590円 | 22,010円 | 90,960円 | 47,400円 |
26歳以上 | 52,450円 | 23,020円 | 96,120円 | 50,040円 |
21歳以上 | 79,510円 | 33,920円 | 140,400円 | 66,000円 |
年齢問わず補償 | 142,480円 | 58,450円 | 230,760円 | 96,480円 |
なお年齢条件について35歳以上は三井住友海上のみとなっており、ソニー損保は30歳以上補償での見積もりとなっています。
またソニー損保のプランではオプションとして弁護士費用特約と個人賠償責任特約が付帯されています。
上記の表を見てもわかるように補償プランさえ考えれば保険料を5万円台に抑えることも決して不可能ではありません。
保険料に大きな影響を与えるのは等級と年齢条件です。
9等級でそろそろ保険料を抑えられる方が増えてきているといったのは等級だけではなく年齢条件を26歳以上補償にすることができる方が増えてきているからでもあります。
例えば大学を出て社会人2年目で車を購入したとすると9等級になるのは26,27歳ぐらいの時なのでちょうど保険料が抑えられる時だと思います。
最近は車を持たない人も増えてきているのでそれより遅いのも珍しくはないでしょう。
むしろ車を持つなら26歳以上になってからの方が経済的にもゆとりができていいと思います。
上記を見ると軽自動車なら代理店型でもかなり保険料を抑えられることがわかりますが個人的には通販型の方がおすすめです。
若いうちは少しでも負担を減らしたいですからね。
通販型はある程度自分で知識がないと加入するのは無理だといわれていますが、実際にはそこまで覚えなければならないことはありません。
必要な知識とはどんなシチュエーションならどの補償や特約が役に立つかということです。
これがわかれば後はライフスタイルに合わせて補償を組み立てるだけなので何も難しいことはないでしょう。
代理店型自動車保険は担当者がいろいろ相談に乗ってくれますが、実際は言われるままに保険に加入する人も少なくありません。
そうなると余計な補償がついていたり、自動でセットされる補償の中に絶対に必要のないものがついていることもあります。
当然保険料も割高になってしまい、本人もそのことに気がついていない。
そのような状況を避けるためにも代理店型に加入する場合でもある程度の知識を持っていた方がいいのは言うまでもないでしょう。
そうすればおのずと自分に合った保険はどのようなものなのかということがわかってくると思いますよ。