自動車保険が勝手に更新された時解約できるのでしょうか?
自動車保険は基本的に1年単位の契約となっており、満期が近づくと更新に関するはがきやメールが届くようになっています。
代理店型なら更新手続きが済むまで担当者が何度も連絡をくれると思いますし、通販型なら1度か2度はがきやメールが来て終わりだと思います。
同じ保険会社で契約するのもいいですし、保険の見直しを行って別の保険会社に加入するのもいいでしょう。
自動車保険は1年単位で別の保険会社に乗り換えても何の問題もないため、毎年保険会社を変えるというフットワークの軽い方もいるようです。
きちんと解約手続きを行えば何も問題はないのですが、中には勝手に更新されたという経験をしたことがある方もいるかもしれません。
実は保険会社の中には「自動継続特約(会社によって名称は異なる)」を用意しているところもあり、これがあるところはたいてい強制的にセットされるようになっています。
自動継続特約はその名前通り保険が自動で更新されるものであり、だいたい満期日の10日前までに何の連絡もなければ前年と同じ内容で契約が更新されるというものです。
この特約で勝手に更新されるのは圧倒的に通信型自動車保険に加入している人に多いです。
代理店型だとこの特約を付けていても担当者がきちんと連絡を入れてくれるので勝手に更新されるということはほとんどありません。
しかし通販型だと1,2度はがきやメールが届くだけで電話などは一切かかってこないため、はがきが来ていたのを忘れたり更新を先延ばしにして勝手に更新されるというケースが多いようです。
同じ保険会社に加入しようと思っているならそこまで困ることはないと思いますが、問題は別の保険会社に加入しようとしていた場合ですね。
自動継続特約がついていて何の連絡もしていない場合は満期日の10日ぐらい前になって突然「継続に関する連rなくが何もなかったのでこちらで自動で更新させていただきました。つきましては締結のためのサインをお願いいたします。」というような連絡が来ます。
保険の乗り換えを検討していた人にとっては寝耳に水の状態ですね。
このような事後承諾的な連絡がきた後でも解約はできるのでしょうか?
どの保険会社に加入しているかにかかわらず満期日前なら問題なく解約することができます。
これはその保険会社の約款などにも記載されていると思いますのでよく確認してみてください。
逆に言うと満期日を過ぎていた場合は更新の取り消しを行うことはできません。
というか満期日を過ぎている場合はすでに次の期の保険が始まっていますからね。
解約する場合は中途解約という形になり、保険料面でかなり損をすることになります。
以上のように保険の乗り換えを検討していたのにもかかわらず勝手に更新されたとしても満期日までなら解約することが可能なので慌てず担当者やカスタマーセンターに連絡して手続きを行うようにしてください。
自分が契約している保険に自動継続特約がついているかどうかは保険証を見れば記載されていると思いますし、代理店型なら担当者に聞けばすぐにわかりますし、通販型ならマイページかカスタマーセンターから確認できると思います。
特に保険の乗り換えを検討しているなら早めに確認しておきましょう。