自動車保険の7f等級とは何なのか詳しく解説していきたいと思います。
自動車保険に加入している方、あるいはこれから加入しようと考えている方は1度はノンフリート等級や等級制度という言葉を聞いたことがあると思います。
自動車保険には1~20等級まであり、1年に1等級ずつ上がって、数字が上がるほど保険料の割引率が高くなる仕組みになっています。
保険に新規で加入した際は6等級からスタートするため20等級までは最短でも15年かかるということになります。
上がるときは1等級ずつですが事故を起こして保険を使用すると一気に3等級もダウンしてしまうためなかなか20等級まで到達しないのが現実のようです。
等級ごとの割引率については以下の表を参考にしてください。
基本的にはここまでのことを覚えておけばいいのですが、上記の表には6等級と7等級の部分にだけアルファベットがついていることに疑問を持った方もいるでしょう。
実は6と7等級にはそれぞれsとfというアルファベットがつくことがあります(実際にはa~eもある)。
このアルファベットは新規契約か継続契約を区別するためについています。
先ほど等級は6からスタートするのになぜ7等級にもと思った方もいるかもしれませんね。
自動車保険にはどの会社にもセカンドカー割引というものが用意されており、これを利用すると7等級からスタートすることができるようになっています。
新規加入して6あるいは7等級になった場合はそれを判別するためにアルファベットのsがつくことになっています。
このsという文字に特に意味はないとされていますが、一部ではstartのsといった意味合いがあるのではと考えられていますが、まあそれはどうでもいいでしょう。
つまり新規で加入した際は6s等級か7s等級になるというわけですね。
一方で6等級から7等級に上がったとき、あるいは10等級から7等級に下がったり9等級から6等級に下がったときは継続契約になるのでsはつかなくなります。
そこで区別するためにfというアルファベットを付けることになっています。
そのため加入から2年目で等級が1つ上がると7f等級になるというわけですね。
割引率は異なる?
区別するからには割引率が異なるのかと思った方もいると思います。
すべて保険会社でそれぞれの割引率は以下のように決まっています(事故なしの場合)。
- 6s等級・・・4%割増
- 6f等級・・・19%割引
- 7s等級・・・34%割引
- 7f等級・・・30%割引
これを見てもセカンドカー割引がいかに大きな割引なのかがわかると思います。
まあここまで覚えておく必要はありませんが覚えておけば保険料が安くなったり高くなったりする理由がわかると思いますので頭の片隅に入れておくといいと思いますよ。