自動車保険の20歳以下の料金相場を徹底的に調べてみました。
自動車保険は等級のほかに年齢条件を設定することで保険料を抑えることができます。
20歳以下、つまり18歳、19歳、20歳では全年齢補償にするしかありません。はっきり言って全年齢補償で保険に加入するとかなり高くなってしまいます。
仮に20等級でも通販型自動車保険で車両保険なしでも5万円程度、車両保険をつけると倍の10万円ぐらいはします。
20歳以下で自動車保険に加入するということは6Sあるいはセカンドカー割引で7S等級から始まると思います。
6S等級だと車両保険なしでも10万円、車両保険をつけると20万円近くすることもあります。
等級 | 車両保険あり | 車両保険なし |
---|---|---|
6等級 | 279,040円 | 142,930円 |
11等級 | 128,180円 | 68,450円 |
16等級 | 109,610円 | 59,280円 |
20等級 | 92,660円 | 50,910円 |
これはイーデザイン損保でN-BOXの保険料を全年齢補償で見積もってみたものになります。
車両保険なしでもかなり高額になっているのが分かると思います。
保険料を少しでも抑えるためには?
子供が車を買って保険に加入する場合、20歳以下で保険料を抑え方法の一つとして等級を親から引き継ぐというものがあります。
親は年齢条件を31歳以上に設定できるため6等級でも保険料をかなり抑えることができるようになっています。
ここでは父親の等級は20等級で40歳だったとしましょう。
仮にこのまま保険に加入したとすると
等級 | 年齢条件 | 保険料 | |
親 | 20 | 31歳以上補償 | 35000円 |
子供 | 6 | 年齢制限なし | 18万円 |
というような状況となってしまいます(例えばの話です)。
これを親子間で等級の引き継ぎを行うと
等級 | 年齢条件 | 保険料 | |
親 | 6 | 31歳以上補償 | 55000円 |
子供 | 20 | 年齢制限なし | 65000円 |
とすることができるため保険料をかなり抑えることができるようになります。
20歳以下で家族の車に乗るようになった場合は年齢条件を変更することなく子供を追加できる保険会社に入るのも一つの方法です。
以前は子供追加特約という名称で多くの保険会社でそのようなことが可能になっていましたが、現在ではセゾン火災保険と全労済でしか販売されていません。
共済系は不安もあると思いますので、もし乗り換えるならセゾン火災保険にすることをおすすめします。
そうすれば年齢条件を変更することなく子供を追加することができるので保険料を安く抑えることができます。
このように20歳以下での保険料はかなり高くなってしまいますが、方法によっては保険料を抑えることも可能となっていますので、現在の保険料が高いと感じている方は検討してみてください。