11等級の自動車保険の相場はいくらぐらいになるのでしょうか?
自動車保険に加入しているとある日突然「保険料高すぎない?」と思うことがあります。
ネットで調べてみようにも同じような状況の方を探すのに時間がかり、最悪の場合は時間を無駄に使っただけということになります。
今の保険料は本当に適正なのか、世間一般の相場はどうなっているのか?
このような疑問を解消するため本サイトではあらゆるシチュエーションを想定していろいろな条件で保険料を試算しています。
ここでは11等級の保険料がどのくらいなのか代理店型の大手である三井住友海上と通販型の大手であるソニー損保で見積もりを取ってみました。
大まかな見積もり条件は以下の通りです。
【見積もり条件】
- 年齢:44歳
- 初年度登録年:2018年2月
- 運転者限定:本人と配偶者限定
- 使用目的:日常・レジャー
- 走行距離:5000㎞以下
- 免許の色:ゴールド
- 車両保険:一般型
見積もりをとったのは各ジャンルで人気車種であるアクア、N-Box、セレナとなっています。
このいずれにも乗っていないという場合は近いジャンルの車種の保険料を参考にするといいでしょう。
アクア(普通車・ハイブリッド)
ソニー損保 | 三井住友海上 | |||
---|---|---|---|---|
年齢条件 | 車両保険あり | 車両保険なし | 車両保険あり | 車両保険なし |
35歳以上 | 50,800円 | 26,700円 | 91,200円 | 55,080円 |
26歳以上 | 52,740円 | 27,930円 | 96,960円 | 58,560円 |
21歳以上 | 79,980円 | 41,560円 | 140,400円 | 78,000円 |
年齢問わず補償 | 142,920円 | 72,110円 | 229,560円 | 115,920円 |
N-Box(軽自動車)
ソニー損保 | 三井住友海上 | |||
---|---|---|---|---|
年齢条件 | 車両保険あり | 車両保険なし | 車両保険あり | 車両保険なし |
35歳以上 | 42,670円 | 21,730円 | 69,960円 | 42,840円 |
26歳以上 | 44,240円 | 22,680円 | 73,560円 | 43,440円 |
21歳以上 | 66,700円 | 33,300円 | 107,640円 | 60,960円 |
年齢問わず補償 | 118,530円 | 56,980円 | 185,160円 | 92,520円 |
セレナ(ミニバン)
ソニー損保 | 三井住友海上 | |||
---|---|---|---|---|
年齢条件 | 車両保険あり | 車両保険なし | 車両保険あり | 車両保険なし |
35歳以上 | 47,190円 | 20,610円 | 84,960円 | 44,880円 |
26歳以上 | 48,920円 | 21,550円 | 89,880円 | 47,280円 |
21歳以上 | 74,080円 | 31,680円 | 130,680円 | 62,040円 |
年齢問わず補償 | 132,620円 | 54,490円 | 214,920円 | 90,360円 |
なお年齢条件について35歳以上は三井住友海上のみとなっており、ソニー損保は30歳以上補償での見積もりとなっています。
またソニー損保のプランではオプションとして弁護士費用特約と個人賠償責任特約が付帯されています。
11等級になっているなら親から等級を引き継いでいない限り5年間は無事故で過ごしたということになると思います。
なので全員ではないと思いますが大半の方は26歳以上補償より上の年齢で契約を結べていると考えられます。
上記の表を見てもわかるように車種にかかわらず26歳以上補償にすることができれば保険料を格段に抑えることができます。
もちろんほかの条件によって保険料は上下してしまいますが、安くしたいなら26歳以上補償は必須条件といえるでしょう。
通販型自動車保険なら5万円以下にすることもできるので、この等級でこの保険料なら悪くないと思います。
補償プランを作成したり事故の際の初動に不安があるという方は代理店型の方がいいかもしれませんが、ある程度の知識があるなら通販型でもいいと思います。
最近は事故対応の面でもそれほど差はないといわれていますし、結局は優秀なスタッフがいる地域に住んでいるかどうかの運ですからね。
もちろん代理店型に加入するのもありだと思いますが、その場合はどうしても負担が大きくなることを理解しておきましょう。
11等級ならよっぽど補償内容に無理をしない限りは保険料が高くなりすぎることはないと思いますし、工夫次第では月々3000円台に抑えることも不可能ではありません。
現時点での保険プランに不満を持っている場合はまずは一度見積もりを取ってみてほかの保険会社がどのくらいの保険料になるのか調べていましょう。
そうしたうえで保険料に余裕が出れば特約などを追加していけばいいと思いますし、車両保険の内容をいじってみたりすればいいと思いますよ。