臨時運転者が補償される契約条件についてお伝えしていきたいと思います。
臨時運転者とは知人や友人、別居中の子供や親族などをまとめた言葉となっています。
今はすべての保険会社で廃止されているのですが、以前は臨時運転者特約というものがありました。
これは年齢条件に関する特約で、例えば30歳以上補償で加入したプランだと車を運転するすべての人にその年齢条件が適用されていました。
つまり25歳の後輩が運転した際は補償の対象外になってしまっていたということですね。
ここで臨時運転者特約を付けていれば年齢条件を変更することなく後輩も保証に対象にすることができたというわけです。
かなり重宝されていた特約だったのですが今は廃止されてしまっています。
その理由は年齢条件が適用される範囲が変わったからです。
以前は車を運転するすべての人が対象でしたが現在は記名被保険者とその配偶者、同居の親族までとなっています。
これに当てはまっていない知人や友人・別居の親族は年齢条件に関係なく補償の対象になったということですね。
だからといって無条件に補償されるわけではなく、別の条件を満たしておく必要があります。
運転者限定の種類を確かめておく
自動車保険には年齢条件のほかに運転者を限定することによって保険料を安くすることができます。
保険会社によって区分は異なりますがだいたい以下の4つに分かれています。
- 本人のみ補償
- 本人・配偶者のみ補償
- 本人とその家族まで補償
- 誰でも補償
補償範囲が限定されているほど保険料は安くなる仕組みとなっています。
つまり本人のみ補償が最も保険料を安くすることができ、だれでも補償だと割高になってしまうというわけです。
臨時運転者が補償されるためにはこれが誰でも補償になっている必要があります。
それ以外の区分になっていると年齢に関係なく補償の対象外になってしまうので注意が必要です。
所有している車を知人や友人、別居の子供が運転する可能性があるなら必ずだれでも補償に設定するようにしておきましょう。
1日自動車保険を利用するのもあり
臨時運転者が補償されるんは誰でも補償にしておく必要があるといいましたが、もしこれになっていなかったらわざわざプランを変えなくてはならなくなり面倒です。
そのため数日利用する程度なら1日保険を利用するのも一つの手です。
1日保険は「東京海上日動」「三井住友海上」「あいおいニッセイ同和損保」「損保ジャパン日本興亜」から400円から販売されています。
損保ジャパン日本興亜は2019年の1月から提供を開始いているので出来立てほやほやですね。
どの保険会社のものを利用しても大差はなく数日利用するだけならかなりお得に利用することができます。
臨時運転者が補償されないプランになっていた場合はぜひ領してみてください。