14等級の自動車保険の相場はいくらぐらいになるのでしょうか?
任意保険に加入するとノンフリート等級制度が適用されることになるのですが、この制度は数年に1度見直されることになっています。
最近では4年前ぐらいに見直されており、その際に各等級の割引率が若干変わりました。
現在は11等級から19等級まで各等級1%ずつしか割引率が上がらないようになっています。
そのためせっかく等級が上がっても保険料の変化が実感できないという人もいるでしょう。
保険会社によっては保険プランの改定によって等級が上がったのに保険料が上がったということもありますからね。
話がそれてしまいましたが、14等級の保険料の相場がどのくらいなのか代理店型の大手である三井住友海上と通販型の大手であるソニー損保で見積もりを取ってみました。
大まかな見積もり条件は以下の通りです。
【見積もり条件】
- 年齢:44歳
- 初年度登録年:2018年2月
- 運転者限定:本人と配偶者限定
- 使用目的:日常・レジャー
- 走行距離:5000㎞以下
- 免許の色:ゴールド
- 車両保険:一般型
見積もりをとったのは各ジャンルで人気車種であるアクア、N-Box、セレナとなっています。
このいずれにも乗っていないという場合は近いジャンルの車種の保険料を参考にするといいでしょう。
アクア(普通車・ハイブリッド)
ソニー損保 | 三井住友海上 | |||
---|---|---|---|---|
年齢条件 | 車両保険あり | 車両保険なし | 車両保険あり | 車両保険なし |
35歳以上 | 48,030円 | 25,310円 | 86,160円 | 52,560円 |
26歳以上 | 49,870円 | 26,470円 | 91,680円 | 55,800円 |
21歳以上 | 75,570円 | 39,330円 | 132,840円 | 74,280円 |
年齢問わず補償 | 134,940円 | 68,140円 | 216,840円 | 109,800円 |
N-Box(軽自動車)
ソニー損保 | 三井住友海上 | |||
---|---|---|---|---|
年齢条件 | 車両保険あり | 車両保険なし | 車両保険あり | 車両保険なし |
35歳以上 | 40,370円 | 20,610円 | 66,360円 | 41,040円 |
26歳以上 | 41,840円 | 21,500円 | 69,600円 | 41,520円 |
21歳以上 | 63,040円 | 31,530円 | 102,000円 | 58,200円 |
年齢問わず補償 | 111,940円 | 53,870円 | 174,960円 | 87,960円 |
セレナ(ミニバン)
ソニー損保 | 三井住友海上 | |||
---|---|---|---|---|
年齢条件 | 車両保険あり | 車両保険なし | 車両保険あり | 車両保険なし |
35歳以上 | 44,630円 | 19,550円 | 80,280円 | 42,840円 |
26歳以上 | 46,270円 | 20,450円 | 85,200円 | 45,240円 |
21歳以上 | 70,000円 | 30,000円 | 123,720円 | 59,160円 |
年齢問わず補償 | 125,230円 | 51,530円 | 202,920円 | 85,800円 |
なお年齢条件について35歳以上は三井住友海上のみとなっており、ソニー損保は30歳以上補償での見積もりとなっています。
またソニー損保のプランではオプションとして弁護士費用特約と個人賠償責任特約が付帯されています。
通販型に加入している、あるいは加入しようとしている方はソニー損保の保険料が、代理店型の方には三井住友海上の保険料が参考になるでしょう。
ただソニー損保は通販型の中でも比較的保険料が安い部類に入っています。
その理由はもちろん通販型自動車保険で売り上げNo1という企業努力もありますが、補償内容と保険料のバランスが絶妙だからです。
なのでほかの通販型の保険に加入している方にとっては現在の保険料が高く感じることもあるかもしれませんね。
その場合は具体的にどこに差があるのか比較してみるといいでしょう。
保険料を見てみると軽自動車ではかなり保険料が抑えられてきていると思います。
ミニバンやハイブリッドでも条件次第では10万円以下に抑えることも容易なのではないかと思います。
ただ代理店型の保険料は個人的にはまだちょっと高めに感じてしまいますね。
その場合は通販型を選択してもいいですが、中には通販型にアレルギーがあって代理店型でないとだめだと考える人もいるでしょう。
上記の見積もりは一般車両保険で算出しているのでエコノミーにしたり免責を付けることによってもう1段階ぐらいは保険料を抑えることができるようになっています。
万が一に備えておくことも重要ですが、補償を手厚くしていくときりがないのでどこかで線引きをする必要はあるでしょう。
代理店型の場合は担当者がつくことになるので、その人が優秀なら相談することで適切なアドバイスをもらうこともできるでしょう。
現在の補償と保険料に不満を持っていないのならそのままでもいいですが、少しでも改善したいと思っているなら見直してみることをお勧めします。
この時保険会社を絞るのではなく必要な補償を書き出してそれを付けることができる保険会社はどこなのかを見ていくといいでしょう。
視野を広げれば今よりも条件のいい保険会社が見つかることもあると思いますよ。