16等級の自動車保険の相場はいくらぐらいになるのでしょうか?
ここまで等級が上がるとようやく終わりが見えてきた感じがしますね。
最短でも11年はかかりますし、中には途中で事故を起こしてしまい3年6年と伸びてしまった方もいることでしょう。
16等級では無事故の場合だと割引率が52%となっています。
11等級以降は1%ずつしか上がらないため去年と比較してもそこまで大きな違いは感じられないと思いますが、11等級の時から考えると5%は安くなっています。
年齢条件と相まって保険料を大きく抑えることができている人もいるでしょう。
ただ人と比較することがないため自分の保険料が適正なのか正しく判断できていない人もいるようです。
そこで世間一般では16等級の保険料の相場がどのくらいなのか代理店型の大手である三井住友海上と通販型の大手であるソニー損保で見積もりを取ってみました。
大まかな見積もり条件は以下の通りです。
【見積もり条件】
- 年齢:44歳
- 初年度登録年:2018年2月
- 運転者限定:本人と配偶者限定
- 使用目的:日常・レジャー
- 走行距離:5000㎞以下
- 免許の色:ゴールド
- 車両保険:一般型
見積もりをとったのは各ジャンルで人気車種であるアクア、N-Box、セレナとなっています。
このいずれにも乗っていないという場合は近いジャンルの車種の保険料を参考にするといいでしょう。
アクア(普通車・ハイブリッド)
ソニー損保 | 三井住友海上 | |||
---|---|---|---|---|
年齢条件 | 車両保険あり | 車両保険なし | 車両保険あり | 車両保険なし |
35歳以上 | 46,200円 | 24,380円 | 83,040円 | 50,880円 |
26歳以上 | 47,960円 | 25,480円 | 88,080円 | 54,000円 |
21歳以上 | 72,640円 | 37,830円 | 127,560円 | 71,640円 |
年齢問わず補償 | 129,620円 | 65,490円 | 208,200円 | 105,840円 |
N-Box(軽自動車)
ソニー損保 | 三井住友海上 | |||
---|---|---|---|---|
年齢条件 | 車両保険あり | 車両保険なし | 車両保険あり | 車両保険なし |
35歳以上 | 38,850円 | 19,880円 | 63,960円 | 39,720円 |
26歳以上 | 40,270円 | 20,730円 | 67,200円 | 40,440円 |
21歳以上 | 60,600円 | 30,350円 | 98,160円 | 56,400円 |
年齢問わず補償 | 107,540円 | 51,800円 | 168,120円 | 84,720円 |
セレナ(ミニバン)
ソニー損保 | 三井住友海上 | |||
---|---|---|---|---|
年齢条件 | 車両保険あり | 車両保険なし | 車両保険あり | 車両保険なし |
35歳以上 | 42,920円 | 18,850円 | 77,400円 | 41,520円 |
26歳以上 | 44,500円 | 19,710円 | 81,840円 | 43,800円 |
21歳以上 | 67,280円 | 28,880円 | 118,920円 | 57,240円 |
年齢問わず補償 | 120,300円 | 49,550円 | 195,000円 | 82,800円 |
なお年齢条件について35歳以上は三井住友海上のみとなっており、ソニー損保は30歳以上補償での見積もりとなっています。
またソニー損保のプランではオプションとして弁護士費用特約と個人賠償責任特約が付帯されています。
これまで代理店型と通販型のどちらに加入してきたかはわかりませんが、条件が同じなのにもかかわらず保険料が大きく違う場合は補償プランに問題があると思われます。
保険料が高すぎる場合は無駄な補償がついている可能性が高いですし、保険料が安すぎる場合は補償が不足している可能性が高いです。
このような傾向にあるのは保険を見直さず更新はがきが来たらパパッと手続きを済ませてしまう人に多いです。
補償内容というのは数年に1度大きく見直されることになっており大きく改定が行われるのも珍しくありません。
今まであった割引がなくなったり、条件区分が改正されたりといったことですね。
もちろんこれまでになかった補償が追加されるということもあります。
これは磁性にも大きく左右され、例えば少し前に自転車事故で1億円近い損害賠償の判決が出た後には多くの保険会社で個人賠償責任保険や自転車保険を取り扱うようになりました。
こういった変化はただ保険に加入しているだけでは気がつかないことも多いです。
16等級にもなればかなり長い間保険に加入していることになりますが、意外に自分の補償プランを把握していない人は多いようです。
そのような方も一度自分の保険がライフスタイルに合っているのか確かめるためにも見直しをした方がいいでしょう。
重要なのは補償内容と保険料のバランスをとることです。
人によって保険に支払うことができる金額というのは異なると思います。
でもここまで等級が上がれば選べる補償の自由度が上がり補償を手厚くすることは可能だと思います。
自分で考えるのが面倒なら一括見積を利用することでいろいろな会社の補償プランを一度に比較することもできますし、今加入している保険会社の見積もりを利用すれば自分の補償プランと比較することもできるでしょう。
等級が上がってきたからこそできることもあるので、一度も見直したことがないという方はぜひこの機会に見直しを行ってみてください。